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2020年02月18日

読書録「イラストでわかる日本の仏さま」ほか

読書録「イラストでわかる日本の仏さま」4

著者 日本の仏研究会
出版 中経の文庫

p15より引用
“ 日本には昔から八百万のさまざまな神が
いました。日本に仏教が伝来したとき反発も
ありましたが、日本の神と同様に仏は信仰さ
れるようになり、神仏習合が進んでいきます。
そして、日本の神は仏教の仏の仮のすがたで
ある、という本地垂迹思想が生まれました。
 垂迹部の神とは、神道と仏教が融合した賜
物といえます。”

目次より抜粋引用
“仏の基礎知識
 如来
 菩薩
 明王
 羅漢・祖師”

 仏や仏像に強く魅了されているイラストレー
ターとライター二人組みによる、日本に深く
根付く仏さまについて記した一冊。
 基礎知識から各仏や仏教の偉人まで、オー
ルカラーイラストで解説されています。

 上記の引用は、仏の世界について解説され
ている項での一節。
昔からあるものと新しいものが上手く交ざり
合い、伝わり続けているのは、平和的でいい
ことなのではないでしょうか。廃仏毀釈とか
もあったようですが、またよい関係に今現在
戻れているのなら、これからも良い関係であ
り続けてほしいものです。
 カラーイラストで大勢の仏さまを見ている
と、随分と先進的でファッショナブル。イラ
ストの雰囲気が柔らかで、穏やかな気持ちで
見ることが出来る、気がします。

ーーーーー

読書録「前向き力」3

著者 齋藤孝
出版 筑摩書房

p78より引用
“ たとえば原稿用紙を前にした時、いい文
章を書こうとすると、一行目が書けない。私
自身、かつて丸一日、机の前でうんうん脂汗
を流して、原稿用紙一枚も書けなかったこと
がある。”

目次より抜粋引用
“前向き力をつけるものの考え方
 前向き力をつける仕事のやり方
 落ち込んだ時の脱出法”

 教育学を専攻とする大学教授による、気持
ちを良い方向へと動かすコツを記した一冊。
同社刊行作「脱力系!前向き思考法」改題文庫
版。
 ものの考え方から体の整え方まで、すぐに
でも実行できるであろうやり方が書かれてい
ます。

 上記の引用は、一歩目を踏み出すことにつ
いて書かれた項での一節。
著者程数多くの著作を持つ方でも、書けない
ことがあるものなのですね。数多く書いてい
るからこそ、そういう事態に陥ることもある
ともいえるのかもしれませんが。
 同著者の他作品で書かれている方法が紹介
されていますので、より詳しいやり方を身に
付けたい方は、そちらをあたってみるのもい
いのではないでしょうか。

ーーーーー

読書録「教科書から消えた名作」3

著者 村上護
出版 小学館

p27より引用
“「死ハ一切ヲ打チ切ル重大事件ナリ 奈何
ナル官権威力ト雖モ此ニ反抗スル事ヲ得ズト
信ズ 余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲
ス」
 虚飾を捨てさり裸の人間として死にたいと
いう覚悟だ。見事な最後の決め方である。”

目次より抜粋引用
“中学教科書に関係する名作
 高校教科書に関係する名作
 小学教科書に関係する名作”

 長年新聞に連載を持つ著者による、教育制
度の変化で見かけなくなった文学作品につい
てまとめた一冊。
 小学校から高校まで、日本の近現代文学作
品を大まかに解説されています。

 上記の引用は、森鴎外の遺言の一部。
本人が死んだあとどのように扱われるかは、
家族や近しい人にお任せする以外にないので
はないでしょうか。もう自分で動くことは出
来ないのですから。
 作品を読みたい人のために、出版されてい
る文庫が記されていて便利そうです。今なら
文学作品や古典なら、青空文庫でもよめるの
ではないでしょうか。

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posted by 出雲一寸 at 13:30| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月17日のつぶやき








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2020年02月17日

読書録「腕貫探偵、残業中」ほか

読書録「腕貫探偵、残業中」3

著者 西澤保彦
出版 実業之日本社文庫

p66より引用
“「一般的な市民にとって役人の杓子定規ぶ
りは、彼らの常識に馴染むものではありませ
んからね」”

目次より抜粋引用
“体験の後
 雪のなかの、ひとりとふたり
 夢の通い路
 青い空が落ちる
 流血ロミオ”

 街のあちこちに出没する役所の相談窓口と、
そこにいる事務員の記号のような男に持ち掛
けられる出来事を描く、短編連作ミステリ小
説。シリーズ第二弾。
 夕食時のカフェレストラン、食事を楽しむ
客の幸福な時間は、日常生活からかけ離れた
格好の三人組によって突然壊された…。

 上記の引用は、主人公・腕貫男の台詞。
多くの人と公平に接するためには、杓子定規
な態度で臨むのが一番無難なのかもしれませ
んね。少しでも個人と親しくしたら、癒着が
どうとか言われかねないのでしょう。
 神出鬼没で現実の人間かどうかその存在が
不思議な腕貫男でしたが、どうやら役所に問
い合わせたら普通に連絡もとれるようです。
今巻では出番も台詞も多くなった腕貫男、し
かしまだ名前も分かりません。その人の一番
わかりやすい目印がないことが、一番特徴と
なっている気がします。登場人物の多くが特
徴的で珍しい苗字なので、名もない主人公と
の対比がより強く表れているのではないでしょ
うか。

ーーーーー

読書録「犬を飼う」5

著者 谷口ジロー
出版 小学館

p52より引用
“ほら、見てごらんよ。
毛の色だって、かっこうだって、まるで雑巾
がころがってるみたいじゃないか。”

目次より抜粋引用
“犬を飼う
 そして…猫を飼う
 庭のながめ
 三人の日々
 約束の地”

 著者夫婦が愛犬・愛猫と過ごした日々を描
いた、エッセイ漫画。
 年老いた愛犬・タムを連れて、久しぶりに
河原へと散歩にやってきた著者夫婦。足が弱
り始めているにもかかわらず、タムは二人の
前ではしゃいだのだった…。

 上記の引用は、成り行きで飼うことになっ
たペルシャ猫についての著者の良い様。
ひどくない?(笑)。名前はボロと名付けられ
ています、これもひどくない?(笑)。
愛犬・タムを亡くされた後で、新たに動物を
飼うことをためらっておられたところにやっ
て来たボロ、人も動物も出会いというのはご
縁なのかもしれませんね。
 犬と最後まで一緒に暮らすということが、
穏やかに切なく丁寧に描かれています。これ
から犬やその他の動物を飼うことを考えてい
る人には、読んでもらいたい作品です。
 「約束の地」は登山をテーマとした作品、
主人公の背を押す周囲の人の様子は、うらや
ましく思わざるを得ません。
家族というものについて、いろいろと考えさ
せられる一冊ではないでしょうか。

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posted by 出雲一寸 at 15:48| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月16日のつぶやき






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2020年02月16日

読書録「コンダクター」ほか

読書録「コンダクター」3

著者 神永学
出版 角川文庫

p407より引用
“ 芸能人などはいい例だ。麻薬密売に始ま
り、恐喝や窃盗と罪を犯した人間が、数年後
に素知らぬ顔でテレビに出ているなんてこと
は当たり前だ。
 つい先日も、覚醒剤で逮捕されたミュージ
シャンが、復帰のコンサートを終えたばかり
だ。”

 音楽家たちの周囲で起こった事件とそこか
ら始まる出来事を描いた、長編ミステリ小説。
同社刊行作加筆・修正文庫版。
 いつから見始めたかもわからない悪夢につ
いて、カウンセリングを受けるフルート奏者・
朽木奈緒美。心理カウンセラーの診察を受け
るが、夢の登場人物を思い出すことは出来ず…。

 上記の引用は、登場人物の一人を詐欺にか
けた人物について書かれた部分の一節。
2020年2月15日時点だと、非常にタイムリーな
話なので、思わず苦笑いしてしまいました。
国によっては即死刑となるらしい違法薬物犯
罪ですが、日本は随分とゆるいようです。せ
めて再犯者には、人の目につかないところに
いてほしいものです。
 著者の作品らしく、スピード感がありなが
ら、複雑な人間の感情と絡み合いが味わえま
す。しかし、出てくる人間の多くが糞みたい
なやつで、読んでいて少々気分が悪く感じま
す。しっかりとした解決はなされるのですが、
読後感はすっきりとしたものではなく思われ
ました。ドロドロした人間関係が好きな方向
け。

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読書録「腕貫探偵」3

著者 西澤保彦
出版 実業之日本社文庫

p129より引用
“寿憲が〈かや〉へ通いつめてきたのは、そ
こが他者の心情を慮ることなくお互い思う存
分馴れ合って生きてもいいんだという刹那的
な錯覚を提供してくれる場所だからである。


目次より抜粋引用
“腕貫探偵登場
 恋よりほかに死するものなし
 化かし合い、愛し合い
 喪失の扉
 すべてひとりで死ぬ女”

 神出鬼没の役所の相談窓口とそこにいる事
務員の記号のような男に持ち掛けらえる出来
事を描く、短編連作ミステリ小説。
同社刊行作文庫版。
 昨夜の出来事の対応で、疲れ切っていた大
学生・蘇甲純也。事務手続きのため大学の事
務室を訪れた彼の目に、一枚の張り紙が映り
込んだ…。

 上記の引用は、なじみの飲み屋で失敗した
男についての一文。
外にありながら、少しでも気を許せる場所と
いうのは、あるとありがたいものなのでしょ
うね。こういう場所が、歩いて行ける距離に
ある生活に、少し憧れを持ちます。
 名前もない、役所の相談窓口の男が、一応
の主人公なのでしょう。すべての話を通して
出てくるのは、舞台となる架空の都市とこの
男だけです。しかし、本文中でこの男が出る
場面の方が少なく、事件の相談を持ち込んだ
人たちがそれぞれの話の中で、男のアドバイ
スに従って対応していきます。解説では狂言
回しと表現されています。
 登場人物の苗字など、名前の付け方が特徴
的。解説によると、この著者の持ち味のよう
ですが、希少な苗字の人ばかりで、最初に振
られた読み仮名を忘れると読めなくて、途中
から頭の中でアイツ・コイツと変換している
自分がいました。

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posted by 出雲一寸 at 08:43| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月15日のつぶやき




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2020年02月15日

読書録「人類を変えた科学の大発見」

読書録「人類を変えた科学の大発見」4

著者 小谷太郎
出版 中経の文庫

p223より引用
“ 発明者にノーベル賞までもたらしたロボ
トミーは、時代が変わって全く逆の評価を得
ることになりました。私たちがいま疑問を抱
くこともなく利用している科学技術や知識だっ
て、次の世代には恐怖と非難の対象となるか
もしれません。”

目次より抜粋引用
“物理分野の人類を変えた重要な発見
 生物分野の人類を変えた重要な発見
 化学・元素分野の人類を変えた重要な発見
 天文・宇宙物理分野の人類を変えた重要な
発見
 医学分野の人類を変えた重要な発見”

 理学博士でNASAへの勤務経験もある著者に
よる、人間の生き方や在り方に多大な影響を
与えた発見を紹介する一冊。
 ガリレオによる科学の夜明けから今なお研
究が続けられる先端科学まで、恩恵を受けて
いない人は無いであろう先人たちの足跡が記
されています。

 上記の引用は、本書のまとめとなる一節。
今日正しいことが、明日正しいとは限らない、
などといわれると不安になってしまいます。
しかし、そんな目に見えない先が解らないよ
うな研究の積み重ねが、今日を築いているの
でしょう。見えない道を手探りで歩み続けて
くれた、先人たちに感謝です。
 理系の進学を考える若い人たちが、どの道
に進もうかと思っているときなどに、大まか
に調べるのに良さそうな一冊です。私にはちょ
うどいい感じでしたが、ある程度専門知識を
持っている人には、少し物足りないのではな
いかと思われます。

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posted by 出雲一寸 at 14:26| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月14日のつぶやき






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2020年02月14日

読書録「ニッポンの犬」ほか

読書録「ニッポンの犬」4

著者 岩合光昭、岩合日出子
出版 新潮社

p172より引用
“ 距離をひとつ隔ててかかわりながら、相
性をお互いに暮らしの中で、善くも悪くも、
養いまた養われもしていくものなのでしょう。


目次より抜粋引用
“柴犬
 紀州犬
 川上犬
 四国犬
 人と犬”

 日本を代表する動物写真家夫婦による、日
本犬フォトエッセイ。他社刊行作文庫版。
 北は北海道から南は四国まで、日本人の暮
らしと共にあった日本固有種が今も生き続け
る様子が記されています。

 上記の引用は、ヒトとイヌとの暮らしにつ
いて書かれた項での一文。
丁度いい距離を探りながら、より良い相棒と
して、これからもヒトとイヌが一緒に生きて
いける世の中でありたいものです。
 猟犬としての性質が日本犬には強めに残っ
ているようです。そう思うと街中で暮らすの
は少し窮屈かもしれないですね。猪を追い回す姿は、生き生きと収められています。
しかし、主人との関係性がしっかりとしてい
たら、犬の方が猫よりも街で一緒に暮らすこ
とにストレスを感じにくいと、どこかで読ん
だ気もします。

ーーーーー

読書録「ネズミが地球を征服する?」5

著者 日高敏隆
出版 筑摩書房

p195より引用
“ネズミやハツカネズミにかぎったことでは
ない。多くの動物は、一定の大きさの場所で
は、一定の数までふえると、もうそれ以上は
ふえないことが多い。そのようはことになる
しくみは、動物の種類によって、かなりちがっ
ている。”

目次より抜粋引用
“ネズミが地球を征服する?
 たしかに猛烈なネズミたち
 種とはなんだ?
 オスとメス
 動物の仲間と親子”

 日本を代表する動物行動学者である著者に
よる、動物の種について書かれた一冊。同社
刊行作文庫版。
 人が滅びた後の可能性についてから動物個
体数の増加と調節についてまで、多くの研究
をもとに記されています。

 上記の引用は、実験用のネズミを飼ったと
きの増え具合について書かれた項での一節。
気を付けていても、勝手に死んでしまうそう
です。ハエやシカでも、同じようなことが起
こるそうです。世の中を騒がせている事件を
見聞きしていると、人に関しても同じような
現象が起こっているのかなと思ってしまいま
す。
 初版は1972年とのこと、今とは科学的な結
論が変わっている部分もあるのでしょう。し
かし、50年近く経った今読んでも、示唆に富
む内容ではないでしょうか。特に、今現在世
界的に起こっている事件を見ていると、どん
なに人の世の中に起こることでも、ひょっと
すると自然なことなのかもしれないなと思わ
れます。
 穏やかな語り口が、安心して楽しめる著者
の作品ですが、新しい作品よりは学術寄りで
少し硬めな文章と内容に感じました。

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posted by 出雲一寸 at 15:59| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月13日のつぶやき








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2020年02月13日

読書録「イタリアへ行こうダヤンのスケッチ紀行」ほか

読書録「イタリアへ行こうダヤンのスケッチ
紀行」3

著者 池田あきこ
出版 中央公論新社

p8より引用
“ 通りすがりに「ボンジョルノ、ベッラ(こ
んにちは、美しい人)」なんていわれると、
えへ……とちょっとうれしい。それだってお
世辞でいっているわけではない。その証拠に
七十過ぎのおじいさんが口説き文句に「あな
たは美しい、そして私も美しい。なぜ恋をし
ないのだ?」などというわけで、要するに美の
許容範囲がやたら広いのだ。”

目次より抜粋引用
“トスカーナのひまわり畑
 長靴のかかとのおかしな街
 ああナポリ
 シチリアの夏
 アンナのレシピ”

 革小物店店主であり絵本作家である著者に
よる、イタリア旅行記。他社刊行作文庫版。
 街の様子から食べ物まで、自作の絵本のキャ
ラクターを登場させながら描かれています。

 上記の引用は、イタリア人男性について書
かれた項での一節。
食べて、歌って、恋をしてというのが、イタ
リア人のモットーだと聞いたことがあります。
こんな風に生きられるのは、それを許してく
れる周囲の環境があるからでしょうねぇ…。
私の近所で同じようなことを言ったら、気が
狂ったと思われるか、薄気味悪がられるかく
らいのことではないでしょうか。
 絵本作家だけに、ほとんどのページに絵が
描かれていて、スケッチ旅行といった風情で
す。画材は色鉛筆と水彩絵の具でしょうか?淡
い色合いの絵が良い雰囲気を醸し出していま
す。

ーーーーー

読書録「笑うバックパッカー」3

著者 下川裕治+格安航空券ガイド編集部
出版 双葉文庫

p119より引用
“ニューカレドニアに滞在中のこと。喉が乾
いてオレンジジュースが飲みたくなった。だ
が、フランス語でなんて注文すればいいかが
わからない。試しに「シュワッシュワ〜オレ
ンジ」といってみたら、ちゃんと出てきた”

目次より抜粋引用
“世界はアホで満ちている
 旅人を翻弄する怪しいガイジン
 かき捨てちゃってゴメンナサイ
 騙されたってボクらは懲りない
 命からがら逃げおおせて”

 旅するフリーライターと安旅行のための情
報を扱う雑誌編集部による、旅人達の体験談
を集めた一冊。同社刊行作「世界はアホで満
ちている」「世界はアホで満ちている2」に加
え、「格安航空券ガイド」新情報を付け足し
た、加筆訂正文庫版。
 戦時中の国で警察に連行されたり恋にかま
けて取材に失敗する軍事ジャーナリストまで、
笑えるものも背筋が寒くなる体験も集められ
ています。

 上記の引用は、雑誌読者の投稿の一つ。
どうやら炭酸水の口当たりは、世界共通でシュ
ワシュワとの表現で通用するようです。
動物の鳴き声の表現はいろいろ違っていたよ
うに記憶していますが、擬音語が通じるなら
言葉が解らなくても伝わることは多そうです
ね。
 読んでいると、かなり多くの人が酷い目に
あっているようですね。好奇心は人を進ませ
る原動力なのでしょうが、命あっての物種で
しょうから、格安旅行をするにしても慎重に
出かけてほしいものです。特に、戦時中の国
やその隣国には、近付いてはいけないのでは
ないでしょうか。人質にされて、多くの人に
影響が出るでしょうから。

ーーーーー

読書録「笑うバックパッカー2」3

著者 下川裕治+格安航空券ガイド編集部
出版 双葉文庫

p62より引用
“タイのドリアン飴を食べていたら、「口か
らガス漏れしてるみたい」と友達にいわれた”

目次より抜粋引用
“そしてボクらは大人になった
 人の恥見て我が恥隠せ
 世界にはびこるアホの菌
 あなたのお命おいくらですか
 神出鬼没なアヤシイ旅人”

 旅するフリーライターと安旅行のための情
報を扱う雑誌編集部による、旅人達の体験談
を集めた一冊。
 タイで仕入れたトカゲで一山当てようとす
る学生から浮浪者と間違われてボランティア
の炊き出しを分けてもらう野宿者まで、良く
も悪くも個性的な旅人とその体験が記されて
います。

 上記の引用は、雑誌読者の投稿の一つ。
このガスは多分、家庭用のあれではなくおな
らのほうなのでしょうね。ドリアンがうんこ
臭いらしいのは有名ですから。食べ物の臭い
については、その地域によって好き嫌いが大
きく変わるものでしょうから、合わない臭い
のものは無理に食べなくていいと思います。
また、自分に合わないからといって、それを
好きなヒトに文句を言うのもどうかと思いま
す。黙って距離を取るのが無難なのではない
でしょうか。
 昔なら旅の恥はかき捨てで通じたかもしれ
ませんが、現在は出先の悪事が光の速さで地
球の裏まで、個人単位で伝わってしまう世の
中です。気を付けたいものですね。
そう思うと、本当に気の抜ける場所は無くな
りつつあるのかもしれません。

ーーーーー

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2020年02月12日のつぶやき


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2020年02月12日

2020年02月11日のつぶやき


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2020年02月11日

2020年02月10日のつぶやき








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2020年02月10日

読書録「それからの三国志上」ほか

読書録「それからの三国志上」3

著者 内田重久
出版 文芸社文庫

p76より引用
“ いかなる心境の変化であろうか。俗にい
う魔がさしたのであろうか。かつては聰明な
仁君であったはずの曹叡は、国防という緊張
が解けると、急速に脳が狂い出した。”

目次より抜粋引用
“丞相追想
 正始の声
 暁天の星
 司馬兄弟
 攻むるは守るなり”

 三国志末期を研究する著者による、三国時
代の終盤から次の時代への移り変わりの様子
を記した歴史物語。同社刊行作改題・修正に
分冊文庫版。
 五丈原の戦いから第六次北伐まで、流れる
時代を生きた人々の物語として描かれていま
す。

 上記の引用は、曹操の孫・曹叡についての
一節。
強敵・諸葛亮孔明が死亡し、国の仕事を司馬
懿仲達に任せた後の出来事。人はある程度の
ストレスがなければ駄目になると、耳にした
ことがありますが、歴史上の人物にも起こっ
ているようです。心に緊張を強いられるのは
苦しいものですが、それが無いと自分が死ん
でしまうのかもしれませんね。
 三国志のメジャーで面白い部分が、終わっ
た後のことを元に書かれているので、よほど
興味のあるひとでなければ、面白味は少ない
のではないでしょうか。文章もかなり固めな
印象を受けます。

ーーーーー

読書録「それからの三国志下」3

著者 内田重久
出版 文芸社文庫

p160より引用
“ 上古の時代、宗教的・氏族的結合によっ
て建国された夏・殷・周の時代では、のんび
りした倫理社会で、こうした人物の輩出する
余地は少なかった。しかし時代が春秋・戦国
のぎらぎらした人欲社会となってから権謀術
策の横行する濁世となり、毒薬・短剣・誣告・
裏切りが、それほど心理抵抗もなしに登場す
るようになる。”

目次より抜粋引用
“孤影の人々
 討蜀大軍団発進
 終戦の詔勅
 壮心止まず
 残映暮色”

 三国志末期を研究する著者による、三国時
代の終盤から次の時代への移り変わりの様子
を描いた歴史物語。同社刊行作改題・修正に
分冊文庫版。
 蜀軍部と内政官の軋轢から三国の滅亡まで、
終わりゆく一つの時代を生きた人々の物語と
して書かれています。

 上記の引用は、望まずスパイになることを
決意した姜維について書かれた項での一節。
スパイのことなど考えずに、呑気に生きられ
る世の中が、幸せな世の中なんでしょうね。
そんな時代なんて一度でも本当にあったので
しょうか?
 物語としていまいちワクワクとしないので
すが、三国時代の初期とそれほど変わること
なく、しっちゃかめっちゃかした感じが、最
後まで続いたようです。人の歴史には、落ち
着いた時期というのが、あまりにも少ないの
ではないでしょうか。落ち着いたら落ち着い
たで、退屈を感じてしまうのかもしれません
が、退屈なくらいがありがたいものなのかも
しれません。

ーーーーー

読書録「バチカン奇跡調査官天使と堕天使の
交差点」3

著者 藤木稟
出版 角川ホラー文庫

p129より引用
“「それはね、自分と違う異質なものを分か
ろうとすること。分かろうとし続けること。
それこそが大切だと思うからさ。”

目次より抜粋引用
“ベアトリーチェの踊り場
 素敵な上司のお祝いに
 マスカレード
 シン博士とカルマの物語”

 天才神父二人組みを主人公とした、連作ミ
ステリ小説短編集。人気シリーズ第15弾。
 仕事場にて、いつものように古文書とにら
めっこをしていた主人公・ロベルト。急な上
司からの呼び出しに会議室へ向かうと、上司
だけでなく警察官も待っており…。(ベアト
リーチェの踊り場)

 上記の引用は、人間同士が分かりあうとい
うことに関する、主人公の一人・ロベルトの
考え。分かり合うことは無理で、そのこと自
体は大切ではない、と言った後の台詞。お互
いにそう思っている相手とならば、こういう
考えで接していてもいいのでしょうが…。分
かろうとする人の気持ちに付け込もうとする
ような人もいるでしょうから、気を付けたい
ものです。
 シリーズを通して出てくる主人公たちの敵
役や、脇を固めるサポート役たちの人物像が
より深く見られる短編。特にシン博士につい
ては、初登場時と比べると随分印象が変化し
ているように思います。
シリーズでも重要であろう人物の、ローレン
についてのエピソードは今巻には無し。独房
の探偵だけで、スピンオフしてもおかしくな
いと思っているのですが…。

ーーーーー

posted by 出雲一寸 at 16:24| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする