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2020年02月13日

読書録「イタリアへ行こうダヤンのスケッチ紀行」ほか

読書録「イタリアへ行こうダヤンのスケッチ
紀行」3

著者 池田あきこ
出版 中央公論新社

p8より引用
“ 通りすがりに「ボンジョルノ、ベッラ(こ
んにちは、美しい人)」なんていわれると、
えへ……とちょっとうれしい。それだってお
世辞でいっているわけではない。その証拠に
七十過ぎのおじいさんが口説き文句に「あな
たは美しい、そして私も美しい。なぜ恋をし
ないのだ?」などというわけで、要するに美の
許容範囲がやたら広いのだ。”

目次より抜粋引用
“トスカーナのひまわり畑
 長靴のかかとのおかしな街
 ああナポリ
 シチリアの夏
 アンナのレシピ”

 革小物店店主であり絵本作家である著者に
よる、イタリア旅行記。他社刊行作文庫版。
 街の様子から食べ物まで、自作の絵本のキャ
ラクターを登場させながら描かれています。

 上記の引用は、イタリア人男性について書
かれた項での一節。
食べて、歌って、恋をしてというのが、イタ
リア人のモットーだと聞いたことがあります。
こんな風に生きられるのは、それを許してく
れる周囲の環境があるからでしょうねぇ…。
私の近所で同じようなことを言ったら、気が
狂ったと思われるか、薄気味悪がられるかく
らいのことではないでしょうか。
 絵本作家だけに、ほとんどのページに絵が
描かれていて、スケッチ旅行といった風情で
す。画材は色鉛筆と水彩絵の具でしょうか?淡
い色合いの絵が良い雰囲気を醸し出していま
す。

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読書録「笑うバックパッカー」3

著者 下川裕治+格安航空券ガイド編集部
出版 双葉文庫

p119より引用
“ニューカレドニアに滞在中のこと。喉が乾
いてオレンジジュースが飲みたくなった。だ
が、フランス語でなんて注文すればいいかが
わからない。試しに「シュワッシュワ〜オレ
ンジ」といってみたら、ちゃんと出てきた”

目次より抜粋引用
“世界はアホで満ちている
 旅人を翻弄する怪しいガイジン
 かき捨てちゃってゴメンナサイ
 騙されたってボクらは懲りない
 命からがら逃げおおせて”

 旅するフリーライターと安旅行のための情
報を扱う雑誌編集部による、旅人達の体験談
を集めた一冊。同社刊行作「世界はアホで満
ちている」「世界はアホで満ちている2」に加
え、「格安航空券ガイド」新情報を付け足し
た、加筆訂正文庫版。
 戦時中の国で警察に連行されたり恋にかま
けて取材に失敗する軍事ジャーナリストまで、
笑えるものも背筋が寒くなる体験も集められ
ています。

 上記の引用は、雑誌読者の投稿の一つ。
どうやら炭酸水の口当たりは、世界共通でシュ
ワシュワとの表現で通用するようです。
動物の鳴き声の表現はいろいろ違っていたよ
うに記憶していますが、擬音語が通じるなら
言葉が解らなくても伝わることは多そうです
ね。
 読んでいると、かなり多くの人が酷い目に
あっているようですね。好奇心は人を進ませ
る原動力なのでしょうが、命あっての物種で
しょうから、格安旅行をするにしても慎重に
出かけてほしいものです。特に、戦時中の国
やその隣国には、近付いてはいけないのでは
ないでしょうか。人質にされて、多くの人に
影響が出るでしょうから。

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読書録「笑うバックパッカー2」3

著者 下川裕治+格安航空券ガイド編集部
出版 双葉文庫

p62より引用
“タイのドリアン飴を食べていたら、「口か
らガス漏れしてるみたい」と友達にいわれた”

目次より抜粋引用
“そしてボクらは大人になった
 人の恥見て我が恥隠せ
 世界にはびこるアホの菌
 あなたのお命おいくらですか
 神出鬼没なアヤシイ旅人”

 旅するフリーライターと安旅行のための情
報を扱う雑誌編集部による、旅人達の体験談
を集めた一冊。
 タイで仕入れたトカゲで一山当てようとす
る学生から浮浪者と間違われてボランティア
の炊き出しを分けてもらう野宿者まで、良く
も悪くも個性的な旅人とその体験が記されて
います。

 上記の引用は、雑誌読者の投稿の一つ。
このガスは多分、家庭用のあれではなくおな
らのほうなのでしょうね。ドリアンがうんこ
臭いらしいのは有名ですから。食べ物の臭い
については、その地域によって好き嫌いが大
きく変わるものでしょうから、合わない臭い
のものは無理に食べなくていいと思います。
また、自分に合わないからといって、それを
好きなヒトに文句を言うのもどうかと思いま
す。黙って距離を取るのが無難なのではない
でしょうか。
 昔なら旅の恥はかき捨てで通じたかもしれ
ませんが、現在は出先の悪事が光の速さで地
球の裏まで、個人単位で伝わってしまう世の
中です。気を付けたいものですね。
そう思うと、本当に気の抜ける場所は無くな
りつつあるのかもしれません。

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posted by 出雲一寸 at 13:16| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする