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2019年11月11日

読書録「武術を語る」

読書録「武術を語る」5

著者 甲野善紀
出版 徳間書店

p108より引用
“ 真にすぐれたもの、たとえば本来の茶ノ
湯は、さきほど言った"むなしさ"を常に身近
に肌に感じつつ、人と人との出会いのうちの"順
縁"の出会いのひとときを至高至醇な、最高形
態の出会いとするためのものであったのだと
思う。およそ人間にとって最高の幸福とは、
最も心の通い合う、話の透る相手と心ゆくま
で会い語らうことではなかろうか。”

目次より抜粋引用
“武の縁
 松聲館の武術ーその理合と技法
 武術の本質的上達のために”

 武術研究家である著者による、武術への考
えと技法の一部について記した一冊。他社刊
行作文庫版。
 武術に取り組むきっかけについてから人の
存在そのものについてまで、多くの出会いと
自ら磨いた技術をもとに書かれています。

 上記の引用は、茶の湯と武術の共通点につ
いて書かれた項での一節。
お互いに幸福を与え合えるような相手といつ
か出会えるように、日々を大切に生きたいも
のです。
 著者が目指した名人たちの鍛錬法や、自ら
の技法と鍛錬法が具体的に書かれているので、
体を使うことの多い人には大変参考になるの
ではないでしょうか。特に体を酷使しない人
でも、体を長い間傷めずに使うために読んで
おくと、より健やかに過ごせるかもしれませ
ん。

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posted by 出雲一寸 at 18:06| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする