最近の記事

2019年10月10日

読書録「日本で楽しむ「世界の絶景」」ほか

読書録「日本で楽しむ「世界の絶景」」3

著者 日本絶景研究会
出版 PHP文庫

p68より引用
“ 同年秋には地元住民の手によって「天空
の里ビューポイント」がつくられ、下栗が俯
瞰できる場所として多くの観光客が訪れてい
ますが、下栗は観光地ではなく、地元の人び
とが静かに生活を送る「暮らしの場所」です。
同地を訪れるのはこのことを考慮に入れ、住
民の邪魔にならないよう配慮していただきた
いと思います。”

目次より抜粋引用
“日本にもあった!!素晴らしい「自然・地形・
都市」
 一度は必ず行ってみたい!貴重な「遺跡・建
造物・街道」”

 世界の絶景を調査・研究するグループによ
る、他国の絶景とよく似た日本の絶景を紹介
する一冊。
 ウユニ塩湖から摩天楼まで、意外と身近に
ある絶景が紹介されています。

 上記の引用は、日本のチロルとして紹介さ
れている長野県の下栗の里について書かれた
項での一節。
その国の本当のことが知りたいといって、観
光地以外へ足を踏み入れるのも、考え物かも
しれませんね。地元の人の生活圏を観光資源
とする場合、それによって潤うのは地元の人
達ではないこともあるようですし。
 写真はカラーで美しく見ごたえがあります
が、日本の○○と喩えるのに無理があるよう
なものもある気がします。良い景色は直接見
るのが一番でしょうが、そんなに行ける人も
いないでしょうから、こういう本はいいもの
ですね。

ーーーーー

読書録「見知らぬ私」2

著者 綾辻行人、鎌田敏夫、鷺沢萠、
   篠田節子、清水義範、高橋克彦、
   松本侑子、森真沙子
出版 角川ホラー文庫

p11より引用
“ 人がたくさん集まって場の雰囲気が盛り
上がれば盛り上がるほど、その中にいる自分
が孤独に思える。雰囲気に合わせて笑顔を振
りまくかたわら、ことさらのように他人の、
そして自分の嫌なところばかりが見えてきて
胸が苦しくなる。心の置き場がなくなってし
まう。−きっとこれは、誰しもが多かれ少な
かれ経験する感覚なのだろうけれど。”

目次より抜粋引用
“バースデー・プレゼント
 会いたい
 雨が止むまで
 陽炎
 トンネル”

 名だたる作家陣による、ホラーアンソロジー。
 ぶつ切れで不鮮明な意識から目覚め、目の
前を通り過ぎる電車を見送り、目に映る景色
には、なぜか違和感があり…。(バースデー・
プレゼント)

 上記の引用は、文芸サークルに所属する女
子大生の胸の内。
なんとなくわかる気がします、私も人の集ま
りは得意な方ではないので。
 一話一話が短く、読みやすくはあります。
日常の隣にあるような怖さを感じるので、読
んだ本の影響を受けやすい人はより一層怖い
かもしれません。
私にはあまり合いませんでした。

ーーーーー

posted by 出雲一寸 at 18:56| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする