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2019年03月13日

読書録「妖キ庵夜話その探偵、ひとにあらず」

読書録「妖キ庵夜話 その探偵、ひとにあら
ず」4

著者 榎田ユウリ
出版 角川ホラー文庫

p82より引用
“「一度餓えを経験したら、そんなこと言わ
なくなるんじゃないですか。ま、一種の洗脳
みたいなものでしょう。雑誌では定期的にダ
イエット特集をするし、テレビの通販番組で
もダイエット関連商品はしょっちゅう売って
る」”

 人間と妖人を見分ける能力を持つ茶道家を
主人公とした、長編ミステリ小説。
同社過去刊行作、加筆修正文庫版。
 夜のニュースで告げられた、オリンピック
水泳選手の日本代表からの除外発表。本人も
教会も思いもよらぬ理由に残念がるが、その
理由は努力で取り除けるものではなく…。

 上記の引用は、女性がやたらとダイエット
をしたがる風潮についての、主人公・洗足伊
織の台詞。
一方でダイエットについて番組を作りながら、
一方でひたすら食べ物の情報を流し続けるよ
うなテレビは、体を整える上で害悪なのでは
ないでしょうか。食欲は視覚情報によっても
刺激され、誘発されるそうですし。
 妖怪のDNAを持つ妖人が存在する世界が舞
台となっていますが、日本特有のものとの設
定です。外国にもいることにすると、政治的
に面倒な話を書くことになるからでしょうか
?人類の亜種という位置づけのようですが、
DNAを検査しなければわからないようです。

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posted by 出雲一寸 at 18:37| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする