最近の記事

2019年03月08日

読書録「イヴの迷宮(下)」ほか

読書録「イヴの迷宮(下)」4

著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房

p13より引用
“そのような高度に知能の発達した個体を今
の私たちが遺伝子操作によって生み出したら、
その結果として世界が一変してしまうかもし
れない。”

目次から抜粋引用
“イヴの遺骨(承前)
 失われた都市”

 科学者としての能力を持つ特殊部隊員達を
主人公とした、アクションミステリ長編小説。
人気シリーズ第10弾下巻。
 敵に拐われ、引き離されて監禁されていた、
シグマフォース隊員・コワルスキと遺伝学
者・マリア。ゴリラのバーコと一芝居うって、
なんとかマリアと合流したコワルスキだが…。

 上記の引用は、人類の大躍進を人為的に引
き起こすことについての、遺伝学者・マリア
の抱く危惧。
なんでもかんでも、自分たちの思い通りにし
ようとすると、どこかで大きな無理が生じる
のかも知れません。
 どちらかというと、ここまでのシリーズで
は少し面白担当だと思っていたコワルスキが、
終始メインで活躍するエピソードでした。
話の結末も落ち着いていて、切なくはありま
すが穏やかに締めくくられています。

ーーーーー

読書録「チューリングの遺産(上)」4

著者 ジェームズ・ロリンズ
   グラント・ブラックウッド
訳 桑田健
出版 竹書房

p35より引用
“ SUVの野獣とも形容されるこの車が、小
指よりも短い鉄の破片にやられてしまうなん
て、ありえないとしか思えない。最新の科学
技術をもってしても、屋根釘のような一昔前
の金属片で走りを妨げられてしまうという事
実は、肝に命じておく必要があるだろう。”

目次から抜粋引用
“人探し
 追撃
 ホワイトシティ”

 元陸軍レンジャーとその相棒を主人公とし
た、アクションサスペンス長編小説。
人気作「シグマフォース」シリーズ、外伝第
二弾。
 1940年イギリス、一人のスパイが湖の岸辺
に身を潜めている。「ガイスト」のコード
ネームを持つ彼の目的は、世界の運命すら変
える可能性を秘めたものだった…。

 上記の引用は、主人公が乗るジープ・グラ
ンドチェロキーがパンクしたシーンでの一節。
どんなに大きくて丈夫な車でも、タイヤがゴ
ムで出来ている以上、パンクの可能性からは
逃れられないようです。土木用の一輪車の
ノーパンクタイヤみたいに、中身ギュウギュ
ウならパンクしないのでしょうが、車の重量
に耐えられないのでしょうか。
 深い信頼関係で結ばれた、人と犬の絆が描
かれていて、犬好きな人はより楽しく読めそ
うです。しかし、犬を軍用に使うことに対し
て、意見を異にする方もいるかもしれません。
そのような人にはオススメできない作品です。

ーーーーー

posted by 出雲一寸 at 15:01| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする