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2016年06月13日

読書録「ローマ人の物語2(文庫版)」

読書録「ローマ人の物語2(文庫版)」4

著者 塩野七生
出版 新潮社

p90より引用
“いや、歴史というもの自体が、目標とする
ところは同じなのにそれを実現する手段とな
ると一致できなかった、人類の種々相である
といえるかもしれない。”

目次から抜粋引用
“ペリクレス時代
 ケルト族来襲
 ローマの政体
 市民権
 戦術の天才ピュロス”

 歴史作家である著者による、歴史に大きな
足跡を残した古代ローマについて記した一冊。
 アテネでの民主政の成立からローマの東地
中海世界での国際社会デビューまで、史実と
著者の主観を上手く交えて書かれています。

 上記の引用は、公共の利益の重要性とそれ
を実現するための手段について書かれた部分。
同じ目標であったとしても、そこに至る手段
の違いで争い合わなければならないというの
は、何とも複雑な気持ちです。
しかし、今の世界情勢を見ていると、とても
ではないけれど、同じ目標を見ていると決し
て思うことの出来ない人達もいますが。
 巻末にローマとその他の世界地域を、同時
代の時系列で並べた年表がついています。
ローマがイタリア半島を統一する頃、日本は
弥生時代に入ったばかりとなっています。
エジプトやギリシアなどでは、科学が発展し
始めているなど、いかにその周辺の地域が先
進的であったかよくわかる年表です。

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posted by 出雲一寸 at 16:23| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする