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2016年01月18日

読書録「自分の心をみつけるゲーテの言葉」「天才数学者たちが挑んだ最大の難問」

読書録「自分の心をみつけるゲーテの言葉」4

編 一校舎比較文化研究会
出版 永岡書店

p138より引用
“ほんとうの内面的な実在を持たないものは、
生命を持たず、偉大であることもなく、また
偉大になることもできない。”

目次から抜粋引用
“心をきたえる
 自然と人生を愛する
 強く美しく生きる
 みずからを振り返る”

 偉大な賢人・ゲーテが残した言葉に、解説
を加えて編集した一冊。
 気持ちのありようから日々の生き方につい
てまで、ゲーテの人生や人物像とともに記さ
れています。

 上記の引用は、ゲーテの著書「イタリア紀
行」からの孫引き。
表面の美しさが輝くためには、その内側から
しっかりと整えられていないといけないので
しょう。外側を綺麗に飾り立てることがなく
ても、そこにあるだけでなんとなくいい感じ
に見える、そんな風で有りたいと思います。
 ゲーテの人物像や一生に関する記述も多く、
よりゲーテを知るために良い一冊なのではな
いでしょうか。
 某有名な漫画の主人公の、モデルなのでは
ないかと思う騎士についての戯曲も書かれて
いるようです。片腕が鉄の義手の騎士
「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」という
人が、実在したそうです。

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読書録「天才数学者たちが挑んだ最大の難問」4

著者 アミール・D・アクゼル
訳 吉永良正
出版 早川書房

p183より引用
“しかし、何がフェルマーの最終定理を面白
くしているかと言えば、それはこの問題が文
明の始まりから現代に至る数学の歴史に関
わっている点なのである。”

目次から抜粋引用
“史上最大の難問が解けた!?
 フェルマーの問題のルーツ
 近代数学の巨人たちの遺産
 数学は革命の馬車に乗って
 日本人数学者の早すぎた夢”

 大学教授である著者による、数学史上最高
の難題の一つである、フェルマーの最終定理
が証明されるまでを綴った一冊。
 人類の文明の始まる頃についてから証明の
完成まで、数多くの数学者と歴史をたどりな
がらまとめられています。

 上記の引用は、フェルマーの最終定理の他
の数論の問題との違いについて書かれた一節。
古くはメソポタミア文明の農地の面積の計算
がルーツとのこと、どんなに訳の分からない
複雑でややこしく思われることでも、人の生
活の中に何がしかの根っこが刺さっているの
かもしれませんね。
 数学についての知識が多ければ多いほど、
より深く楽しめそうな一冊です。
正直私は数学について明るくないのですが、
それでも、歴史上の数学者達の逸話を見てい
るのは面白いものでした。
あらゆる過ぎた歴史の上に、現在があると思
い直せる一冊なのではないでしょうか。

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posted by 出雲一寸 at 12:38| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする