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2016年01月05日

読書録「超・殺人事件」

読書録「超・殺人事件」3

著者 東野圭吾
出版 新潮社

p301より引用
“ 奇妙な時代だ、と思う。本をあまり読ま
ないくせに、作家になりたがる者が増えてい
る。さほど売れていないのにベストテンが発
表されたりする。一般読者が知らないような
文学賞が増えている。本という実体は消えつ
つあるのに、それを取り巻く幻影だけがやけ
に賑やかだ。”

目次から抜粋引用
“超税金対策殺人事件
 超理系殺人事件
 超高齢化社会殺人事件
 超長編小説殺人事件
 超読書機会殺人事件”

 ミステリー作家や小説をテーマにした、短
編小説集。全八話。
 仕事場で執筆していた作家の耳に、物を
ひっくり返すような音が聞こえた。下の階に
様子を見に行ってみたところ…。
(超税金対策殺人事件)

 上記の引用は、読書や本好きについて書か
れた一節。
この直前に、“彼等が求めているのは、本を
読んだ、という実績だけなのだ。”とも書か
れています。読んだ数を競うのではなく、本
を読むことによって、なにか自分の身になる
ように出来たらいいなと思っています。
何の身にもならないのなら、せめて楽しく読
書を続けていきたいものですね。
 推理小説や作家を、皮肉な見方で書かれて
います。どれも結末でニヤリと笑える、ピ
リッとした刺激のある一冊ではないでしょう
か。

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posted by 出雲一寸 at 17:11| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする