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2015年11月06日

読書録「植物はヒトを操る」

読書録「植物はヒトを操る」3

著者 いとうせいこう、竹下大学
出版 毎日新聞社

p152より引用
“竹下 もともと芽に栄養はなくって、芽
の外側にくっついている胚乳にあるわけです。
つまり胚乳はエネルギータンクなんです。植
物の赤ちゃんである芽を育てるお乳でもある。
麦芽や発芽玄米が体に良いのは、その時期に
芽を育てるためのいろいろな酵素が活性化す
るから。種のまんま食べるより栄養的に優れ
ているからなんです。”

目次から抜粋引用
“植物の生命戦略
 植物が日本人をつくる
 この世にオスは必要か
 植物は偉人を操る
 権力と植物”

 クリエイターと育種家の二人による、植物
と人間の関係を植物を中心として考えなおし
た一冊。
 著者が植物と関わるようになったきっかけ
から花とヒトとの進化についてまで、対談形
式でかかれています。

 上記の引用は、発芽状態にある植物の種に
ついて書かれた項での一節。
発芽しているその時だけにある栄養素がある
から、ビールを醸すことが出来たり、もやし
やかいわれなどの栄養価が高いとのことです。
食べることだけでなく、生きるため成長する
ためには、大事な時期を見逃さないようにす
るのが大切なようですね。
 人間が生きていくために無くてはならない
のが植物です、上手いこと利用しているよう
に思っていても、いつの間にか利用されてい
るかもしれないと、本書を読むと思わざるを
得ないところがあります。
もし植物に上手いこと使われているのだとし
ても、現在の人口を養い続けるためには、操
られ続けるしかないのかと思うと、複雑な気
分になります。
まあでも、植物の種を食べてお腹いっぱいに
なったり、お酒を飲んでいい気分になったり
出来るのならば、操られ続けるのもそれほど
悪くないかもしれませんね。

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posted by 出雲一寸 at 13:28| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする