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2015年11月03日

読書録「徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか」

読書録「徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか」4

著者 稲垣栄洋
出版 東洋経済新報社

p88より引用
“ 日本の主食である米は、炭水化物を豊富
に含み、栄養バランスに優れている。
 一方、大豆は「畑の肉」と言われるほど、
たんぱく質や脂質を豊富に含んでいる。その
ため、米と大豆を組み合わせると三大栄養素
である炭水化物とたんぱく質と脂質がバラン
スよく揃うのである。”

目次から抜粋引用
“徳川家康はなぜ江戸を都に選んだのか
 完全リサイクルの循環型社会ができるまで
 お城にはなぜ松が植えられているのか
 織田信長はトウモロコシが好き
 ヨーロッパ人を驚かせた園芸大国”

 みちくさ研究家である著者による、戦国時
代などの昔の武士達と植物の関わりを記した
一冊。
 江戸が都に選ばれた理由から大名の家紋と
植物の関連についてまで、史実を元に推測を
立てながら書かれています。

 上記の引用は、米と大豆の組み合わせにつ
いて書かれた項での一節。
米に含まれていないアミノ酸は大豆に有り、
大豆に含まれていないアミノ酸は米に有って、
お互いを補い合う良い組み合わせとのことで
す。古くから食べ続けられているものは、や
はりそれなりの理由があるのでしょうね。
 参考文献を見てみると、植物学に関するも
のは殆ど無く、植物に関する文献をたどろう
とするのは難しいでしょう。
家紋や武士の食生活についての文献が紹介さ
れているので、そちらを辿るのには有用では
ないでしょうか。
 今の我々の生活が、いかに過去の人々の足
跡の上に出来ているかがよく分かる一
冊だと思います。

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posted by 出雲一寸 at 18:15| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする