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2014年07月06日

読書録「ノアの大洪水」4「ヘンな日本美術史」3


読書録「ノアの大洪水」4

著者 金子史郎
出版 講談社

P198より引用
“大洪水というものは、古老の語り伝えるよ
うに、何十年かに一度はおこるもの、という
ことも忘れられている。”

目次から抜粋引用
“「ノアの大洪水」とその時代
 「ノアの大洪水」はあったのか
 ヨーロッパをおおった氷河
 水没した大地と島々
 せまりくる「ノアの大洪水」”

 理学博士である著者による、世界中の伝説
に見られる大洪水について著した一冊。
 シュメールの粘土板に書かれた記録につい
てから現代の洪水への警鐘まで、歴史や地質
学的な研究を元に書かれています。

 上記の引用は、現代の人びとが作り出して
いる洪水の原因について書かれた項での一文。
災害に備えて治水工事をするだけではなく、
生き方についての見直しも考えなければなら
ないのかもしれませんね。
自分たちの子どもや孫の事を考えるのなら、
今を気楽に過ごすということを諦める、とい
う選択肢も頭の隅において置かなければいけ
ないのではないでしょうか。実際に出来るか
どうかは別として。難しいことかもしれませ
んが。

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読書録「ヘンな日本美術史」3

著者 山口晃
出版 祥伝社

P90より引用
“取捨選択の何処にオリジナリティがあるの
かと言われそうですが、それができるのはキ
チンと軸を持っているからです。軸があれば、
オリジナリティなどはそのゆらぎから生まれ
るようなものですから、すでに事足りている
のです。”

目次から抜粋引用
“日本の古い絵
 こけつまろびつの画聖誕生
 絵の空間に入り込む
 日本のヘンな絵
 やがてかなしき明治画壇”

 画家である著者による、昔から伝わる日本
の絵を解説する一冊。
 鳥獣戯画から明治期の絵まで、海外からの
影響や対比を混じえて書かれています。

 上記の引用は、日本人とオリジナリティに
ついて書かれた項での一文。生きているうち
に自分ならではの何かを得たいのであれば、
人には見ることの出来ない基準をしっかりと
持つのが大切であるということでしょうか。
 絵に素養があるからこそ、日本の絵の変な
ところや面白いところを楽しめるのでしょう。
私には、もう少し勉強してからのほうが楽し
めそうな一冊でした。

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posted by 出雲一寸 at 17:53| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする