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2014年05月01日

読書録「チョウはなぜ飛ぶか[新版]」4

読書録「チョウはなぜ飛ぶか[新版]」4

著者 日高敏隆
出版 岩波書店

P92より引用
“研究を進めてゆけば、次々にいろいろな疑
問がでてくるにきまっている。それをいちい
ち厳密に深追いしていったら、いつのまにか
本筋を見失って、そもそも何を研究しようと
していたのかがわからなくなってしまう。”

目次から抜粋引用
“チョウの飛ぶ道
 オスとメス
 色とにおいの意味”

 動物行動学者である著者による、チョウの
生態についての研究をまとめた一冊。
 小学生の時に著者が抱いた疑問についてか
らアゲハチョウの食草の見分け方まで、穏や
かな文章で記されています。

 上記の引用は、アゲハチョウが何で見分け
て同種のメスに近づくかの実験での一文。
後から出た疑問はひとまず放っておくくらい、
ゆとりを持つことも研究には大切だとのこと
です。丁寧に完璧を目指すのは大切なので
しょうが、そのせいで前に進めなくなってし
まっては仕方が無いのですね。
 初版は1975年とのことですが、優しい語り
口はこの頃からお変わり無いようです。若か
りし著者であろう写真が新鮮です。

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posted by 出雲一寸 at 19:13| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする