最近の記事

2013年12月28日

読書録「あるいは酒でいっぱいの海」3


読書録「あるいは酒でいっぱいの海」3

著者 筒井康隆
出版 集英社

P37より引用
“今日から冬服に着かえたのはいいのだが、秋の背広のポケット
の中のものを移し変えないまま、せんたく屋が来たら出すつもり
で押入れの中へ投げ込んできてしまったのだ。”

 目次から抜粋引用
“消失
 トンネル現象
 陸族館
 体臭
 二元論の家”

 ヒット作を数多く生み出した著者による、短編作品集。
 変わった発明についてから職場の昼休みの話まで、著者のかな
り初期の作品が収録されています。

 上記の引用は、ある商社マンの出勤を描いた一文。
ちょうど今くらいの季節の話でしょう、よく何年前のものか分か
らないレシートやお店のスタンプカードなどが、上着の胸ポケッ
トから出てくるものです。
 著者近影があまりにも若いので驚きましたが、初版1979年との
ことなので、若くて当たり前だなと思いました。今の写真がすぐ
見られるところにあるのなら、並べてみると時の流れを感じざる
を得なくなこと請け合いです。この本の写真で、とてもハンサム
な青年だったことを知ることが出来ました。

ーーーーー




ブログランキングに参加しています

人気ブログランキングへ
posted by 出雲一寸 at 00:00| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする