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2013年12月27日

読書録「マンガの深読み、大人読み」5


読書録「マンガの深読み、大人読み」5

著者 夏目房之介
出版 知恵の森文庫

P135より引用
“ただ懐かしさから、昔の読書に読まれるのではなく、今のマン
ガと並んでも遜色ないマンガの登場。いいかえれば、今でも新た
な読者を獲得できる作品の登場。
『巨人の星』の成功は、そういう作品レベルの達成でもあった。


 目次から抜粋引用
“手塚治虫は生きている
 いしいひさいちの極意
 『巨人の星』論
 『あしたのジョー』論
 日本マンガという文化”

 漫画家、コラムニスト、マンガ評論で活躍する著者による、マ
ンガについて深く分析した一冊。
 手塚マンガでの走り方の表現から海外でのマンガについてまで、
丁寧な分析と評論が、マンガと深い関わりのある人達へのインタ
ビューとともに掲載されています。

 上記の引用は、巨人の星論での一文。
世代を超えて読まれ続ける、古典文学と同じ位置になりつつある
のだなと思いました。
 海外への文化輸出についても書かれていますが、元の作品を作
ることに携わる人達に、権利関係の処理をする時間があるはずも
ないでしょうから、そういう人達が育って揃うまでの混乱はしか
たがないのかもしれません。今はそういう人達が揃いすぎて、い
いんだか悪いんだかといった時期に入っているのかなといった感
じを、私は受けています。
まあ何を良いと思うかは、千差万別でしょうから、とにかくあら
ゆる作品が数多く作られているほうが、色んな人の趣味にあった
ものが出て来るようになるでしょうから、いい状況なのかもしれ
ないとも思います。
量をこなすことによって、質は自然と向上するとは、齋藤孝氏が
著作の中で行っておられると記憶しています。

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posted by 出雲一寸 at 00:00| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする