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2013年09月28日

読書録「怖い絵2」4


読書録「怖い絵2」4

著者 中野京子
出版 朝日出版社

P76より引用
“バルボラが着ている贅沢な衣装を見ればわかるが、彼らはいわ
ば王侯貴族の「装飾」として、「ステイタス」として、「富の誇
示」として養われていたのである。なぜなら奴隷マーケットにお
ける不具者の値段は、現代のペット市場における珍種と同じく、
非常に高価だったからだ!”

 ドイツ文学、西洋文化史の講師である著者による、絵画にまつ
わる物語と隠された意味を解説した一冊。
 外科医達の肖像画から夫婦の肖像画まで、パッと見ただけでは
わかりにくい絵画の深い部分が記されています。

 上記の引用は、宮廷の侍女たちを描いた絵の解説での一文。
ペットを家族の一員だと思いながら毎日を過ごしている人が読む
と、人によっては目をひんむいて怒り出しそうな一文です。
しかし、飼いにくいとわかったら捨てられたペットが、野生化し
て多くの人たちに嫌な思いをさせていることを考えれば、この文
章に思うところはあるのではないでしょうか。思うような人は捨
てたりしないでしょうけれど。
 このシリーズも、もう一サイズ大きいほうが嬉しいです。

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posted by 出雲一寸 at 00:00| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする