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2013年10月27日

読書録「怖い絵」4


読書録「怖い絵」4

著者 中野京子
出版 朝日出版社

P149より引用
“現代作家はジャーナリズムからしつこく解説を求められるため、
過剰なまでに自作を説明するタイプと、逆にいっさいの分析を拒
むタイプにわかれてしまった。どちらも信用すべきではない。”

 ドイツ文学、西洋文化史の講師である著者による、絵画にまつ
わる物語と隠された意味を解説した一冊。
 バレエの踊り子の絵からいかさま師の絵まで、パッと見ただけ
ではわかりにくい絵画の深い部分が記されています。

 上記の引用は、作品に関するインタビューについて書かれた項
での一文。私たちは、この一枚の絵をこれだけしっかり読み取る
ことが出来ます、ということが言いたいから、しつこく作者に解
説を求めるのかなと思いました。世間に向けて公開し、それによ
って収入を得るのであれば、直接脚を運んで見に来た人には、こ
の本のような面白い解説書が配られたらいいなと思います。
 今の時代に生まれたことは、大変幸せなことなのだなと改めて
思うようになりました。

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posted by 出雲一寸 at 00:00| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする