繁忙期です、とてもしんどいのに、家族はもっとしんどい思いをし
なさいといいます。とほほ。
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読書録「テルマエ・ロマエ6」5
著者 ヤマザキマリ
出版 エンターブレイン
p183より引用
“人生が産湯に始まるからには、その理想的な終焉もできればお湯
の中。浴場文化を、そして温泉を愛した古代ローマ人にとって人間
の一生と切り離せないお湯のあり方を、恐らく一番深く理解できる
のは我々日本人なのかもしれません。”
古代ローマの浴場建築技師を主人公とした、浴場文化をテーマと
した一冊。
突然目の前から消えてしまった主人公ルシウスを想い、その行方
の手がかりを探す歴史学者さつき。手を尽くした物の八方ふさがり、
その時さつきの祖父鉄蔵は…。
上記の引用は、幕間のエッセイでの一文。
お湯に浸かりながら気持ちよく死ねるのなら、なかなかいい死に方
かもしれません。しかし、死ぬ間際にお風呂を楽しむ余裕があると
は思えませんが。
古代ローマと現代日本をお風呂がつないだ本作品も、これにて完
結。後日談の雑誌連載予告が書かれてあるので、気になる方は買わざ
るをえないでしょう。
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