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2012年04月12日

20120412近況、読書録「戦前のこわい話」

20120412近況、読書録「戦前のこわい話」

 昼食にワラビを食べる。
今年初めてとれたもので、大変柔らかく優しい一品だった。

 今年は春になるのがとても遅く、待てども待てどもなかなか出
て来なかったワラビだけれども、ようやく食べられるようになっ
てきた。けれどもまだ最盛期ではなく取れた量は少ない、本当に
楽しめるようになるにはもう少し先になりそう。

 沢山取れるようになれば煮物で食べるのが美味しいが、まだ煮
物にするには量が少なすぎるので、今日はゆがいたものをわさび
醤油で頂いた。
 緑色が鮮やかで春の新緑を思わせる、目に気持ちいい一品だけ
ど、味の方は特にコレといって無いのが長所であり短所。
あっさりとした味付けの煮物でいただければ、結構ワラビの香り
がするような気もするけれども、わさび醤油で食べると、ワサビ
の香りと醤油の味で全てが決まってしまう。

 こういう繊細なものを食べる時には、一度特別な醤油で食べて
みたいなと思っているのだけれど、なかなか踏ん切りがつかない。
目の前に普通の醤油があるのに、また別な醤油を買って来るとい
うのは心理的な手間がかなり大きいと思う。
 子供の頃から見かけていた、少し出かけた先の通り道に、いか
にも老舗といった佇まいの醤油屋さんがある。
しっかりした作りと大きさの年季の入った看板が、それだけで味
に期待をさせる様な店なので、いつか手に入れて食べてみたいな
と思っている。
 ただそんな雰囲気なので、きっと一人では入れないだろうなと
思い、自分の気の小ささに少し落ち込む。

 今日はわさび醤油で頂いたけれども、もっとあっさりと頂きた
い時にはポン酢で食べるのも美味しい。そういえばつくしを湯が
いたものをポン酢で食べても美味しかったので、春先の野草のお
ひたしにはよく合うのかも知れない。もちろん私の好みなので、
すっぱいものが苦手な人には合わないとは思う。

 今年はなかなか温かくなってこなくて、たけのこも随分遅れて
いるように思う。
けれど遅れて焦らされた分美味しさが増すのかと思うと、それも
悪くはないかと思いました。





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最近の読書

「戦前のこわい話」3

編  志村有弘
出版 河出文庫

p30より引用
“巫女・かんなぎを仲に立てて死者と話をすることは、ずいぶん
古くから行われ、英国の探偵小説家コナン・ドイルという人は、
小説で稼いだ数百万という金をその死者と語り合う道楽のために
使い果たしてしまったという。”

 怪奇・伝承文学研究者である編者による、明治時代以降に起こ
った特異な事件を収録した一冊。
 死霊に関する話から猟奇殺人まで、非常に怖い話ばかり収録さ
れています。

 上記の引用は、死者と話せるようになった人の話での一文。
シャーロック・ホームズを世に生み出した人が、霊的なことには
まり込んでいたというのも、面白い話です。コナン・ドイルは他
にも妖精の合成写真を信じてもいたらしいですから、不思議な事
に対して好奇心を抑えられなかったのかも知れません。
 最近の世の中は物騒だと言われることがありますが、物騒なこ
とを表立って取り上げることが多くなっただけで、昔から物騒な
ことは同じように数多くあったのではないでしょうか。

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posted by 出雲一寸 at 21:16| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする