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2019年06月01日

読書録「とんでもなく役に立つ数学」

読書録「とんでもなく役に立つ数学」4

著者 西成活裕
出版 角川文庫

p107より引用
“ 数学では、あることが正しいか、正しく
ないのかをきちんと議論するわけですが、論
理のたどり方でどちらの結論も導けてしまっ
たら大変ですよね。こういうことが場合に
よっては起こりうるというのが不完全性定理
です。”

目次より抜粋引用
“いつも胸ポケットに、難問を
 数式から呼吸が聞こえる
 ループをまわして、リアルな世界へ
 社会の大問題に立ち向かう”

 渋滞学を専門とする工学博士による、高校
生に対して行った4日間の特別授業の様子を
書籍化した一冊。過去他社刊行作、加筆修正
文庫版。
 著者の理系への傾倒についてから数学の現
実世界への応用についてまで、数字や記号ば
かりではない、生徒との対話と解説によって
書かれています。

 上記の引用は、ゲーデルの不完全性定理に
ついて書かれた項の一節。
数学でもどうしても解けない問題が、他にも
いろいろあるようで、何事にも限界があると
のことです。このどうしても解けないものの
なかで、矛盾はコンピュータが太刀打ちでき
ない最大のものだそうです。AIが発達したら
何でも任せられるかのような昨今の雰囲気で
すが、そうなるにはまだまだ時間がかかりそ
うです。
 子供時代に数学が苦手だった私としては、
子供のうちにこういう本に出会えていたら、
少しは数学に親しめたのかなと思います。
中学生くらいに読むのが良いタイミングの作
品ではないでしょうか。

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posted by 出雲一寸 at 19:04| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月31日のつぶやき


posted by 出雲一寸 at 00:01| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする