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2019年03月05日

読書録「生物学者山田博士の聖域」ほか

読書録「生物学者山田博士の聖域」3

著者 松尾祐一
出版 角川書店

p29より引用
“そして彼らは結婚式に参加する男の作法に
ついて教えてくれた。すなわち祝いの席では
厳粛さを示す黒いネクタイをしめ、新郎より
華やかであってはならないために髪の毛は一
週間前から洗ってはならず、また双方多くの
親戚の子供が参加することを想定し、これに
対応するために両ポケッツの中にはポッキー
等の菓子を満載にしておくのが礼儀だと教え
てくれた。”

目次から抜粋引用
“四角い空から落ちてきたもの
 変な虫とは誰のこと?
 柄ではなく私の事を褒めてください
 押してはならないスイッチを
 辿り着くべき場所”

 石川県金沢を舞台とし、理系男子と文系女
子の恋模様を描いた、長編小説。
 職場の先輩の結婚式に出席したが、諸事情
により全く知らない人たちの席に座ることと
なった、主人公・鈴木沙夜梨。自分の名前と
結婚について考えながら、右隣を見てみると、
結婚式にはあからさまにおかしな格好をした
男が座っていた…。

 上記の引用は、主人公・山田博士に対する、
友人たちのアドバイスを記した一節。
友人が結婚式で彼女を見付けるかも知れない
からといって、こんなアドバイスをするのは、
いかがなものでしょう。付き合う友人はよく
選んだほうがいいですね。
 出てくる登場人物が、大体濃い方々で、楽
しく読み進められます。なんだか少し、ファ
ンタジーな要素もあって、不思議な雰囲気の
作品です。

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読書録「マリス博士の奇想天外な人生」5

著者 キャリー・マリス
訳 福岡伸一
出版 早川書房

p241より引用
“ 人はたくさん食べれば太り、食べなけれ
ばやせる。ダイエットに関してこれ以上の真
実はない。物事の本質を見直すべきである。
そうすればたわごとに惑わされずにすむ。”

目次から抜粋引用
“デートの途中でひらめいた!
 科学をかたる人々
 健康狂想曲
 マリス博士の講演を阻止せよ
 私はプロの科学者”

 ノーベル賞受賞者である著者による、自伝
的エッセイ集。
 ノーベル賞を受賞することになったアイデ
アのひらめきについてから科学を利用した世
の中の欺瞞についてまで、科学的示唆に富ん
だユーモア溢れる文章で書かれています。

 上記の引用は、世に溢れる健康情報につい
て書かれた項での一節。
色々なダイエット法や食べ物が、流行っては
廃れて行きますが、この一節が全てなのかも
知れません。
 著者の破天荒というかハチャメチャという
雰囲気が、書かれている内容からひしひしと
伝わってきます。こうして著作に触れたり、
遠目から見ているなら楽しい人ですが、近所
にいたら実験の貰い事故をしてしまいそうで
す。
 世間を騒がせた事件や、世の中で当たり前
のように信じられている科学理論に対する疑
問についてなど、非常に興味深い内容。
特に「11,科学をかたる人々」あたりは、世
の中から大声で聞こえてくる話を、しっかり
疑って聞いて、出来ることなら自分で調べて
みたほうがいいのだろうなと思わせます。

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posted by 出雲一寸 at 14:16| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日のつぶやき


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2019年03月04日

2019年03月03日のつぶやき










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2019年03月03日

読書録「イタリア謎だらけ」ほか

読書録「イタリア謎だらけ」2

著者 タカコ・半沢・メロジー
出版 中央公論新社

p110より引用
“ーAlla lunga anche i santi
perdono la pazienza.(長すぎると、聖人た
ちも我慢ができなくなる=堪忍袋の緒が切れ
る)”

目次から抜粋引用
“家族 famiglia
 食生活 prepria alimentazione
 ファッションと美容 mode a cura
estetica
 政治・経済 politica・economia
 習慣と「今どき」の状況 aditudine e
stato attuale”

 イタリア在住のフリーライターである著者
による、現代イタリアの問題点を、イタリア
の格言・諺を引き合いに出して解説した一冊。
 家族の問題から政治問題についてまで、現
地在住による実体験を元に解説されています。

 上記の引用は、執筆当時のイタリアのイン
フレについて触れた項での一節。
諺は世界中にあって、言い回しは違っていて
も同じような意味のものが存在していると、
外山滋比古氏の著作でも書かれていました。
しかし、格言・諺にはお国柄が出るもののよ
うです。その内容があまりにも自分たちの合
わない国とは、お付き合いの仕方をよくよく
考えたほうがいいかもしれません。
 どんな国でも、万事うまく行っている事な
ど無いようです。2000年代初頭の状況なので、
現在では変化していることも多いでしょう。
EUも今後どうなるか分からなくなって来てい
ますし。

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読書録「ワラをつかむ男」4

著者 土屋賢二
出版 文藝春秋

p53より引用
“ わたしはなぜ一分一秒でも早くニュース
を知りたがるのだろうか。早く知っても、わ
たしにできるのは一喜一憂することぐらいだ。
寿命が限られているから早く知りたいのかも
知れないが、余命あと半年と言われたら、野
球の結果や政治の動きなどどうでもよくなる
のではないかと思う。”

目次から抜粋引用
“ダイエット理論の問題点
 もしこんな偏向報道があったら
 達観のいろいろ
 本を出す理由
 紳士の言い逃れ”

 大学教授で哲学者である著者による、日々
の出来事を斜めから見たようなエッセイ集。
 ダイエットについてから携帯電話について
まで、ユーモアと皮肉に満ち満ちた文章で綴
られています。

 上記の引用は、携帯でニュースをチェック
する著者が抱いた疑問についての一節。
手元にスマホがあると、ついつい何の気なし
に触ってしまいがちです。大事な仕事をする
ときなどは、スマホなどは遠ざけておくのが
いいかも知れません。本当は興味のないこと
でも、すぐ目につくところに情報が出てくる
と、神経を使ってしまうようですから。
 著者は定年で、神戸に移り住まわれている
ようです。どのような土地に行かれても、本
人が面白い人物であるがゆえに、楽しく日々
を過ごされているようです。今後共末永く、
楽しい著作をお待ちしています。

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読書録「マイブームの魂」3

著者 みうらじゅん
出版 角川書店

p8より引用
“ しかし、この解説は重要なポイントを一
つ欠いている。それは、“自分の中の流行”
を世に向けて発信、ともすればマイブームが
本当の大ブームに変わっていくように“努
力”することである。たとえ人様に笑われよ
うと、キープ・オン・ロケンロール!!“邁
進”しなくてはならない。それを仕事にして
いる人を、ボクはマイブーマーと呼ぶわけ
だ。”

目次から抜粋引用
“てる子、ゆう子、チヨ、チヨ
 一連の奥村チヨブームを振り返る
 マイベスト仏像!
 二〇〇一年仏像の旅
 ずーっとディランを聴いてきた”

 マルチクリエイターである著者による、そ
の時の著者の興味のまま、多方面に書いた原
稿をまとめた一冊。過去他社刊行、改定・増
補文庫版。
 歌手・奥村チヨへの熱い想いからボブ・
ディランへの深い愛まで、元祖マイブーマー
の面目躍如と思わせる、好きなことに対する
情熱が記されています。
 
 上記の引用は、まえがきに当たるであろう
“「マイブーム」宣言”の中での一節。
「現代用語の基礎知識」の解説への指摘。
マイブームという言葉を新しく造られた人の
言葉なので、これが何より正しい説明でしょ
う。ネットの普及のおかげで、よりそうなり
やすくなっているのでしょうが、個人の趣味
嗜好でしかない事でも、世に発信すれば本当
に流行になる、面白い世の中です。
ただ、流行の捏造も昔よりやりやすくなって
いるでしょうから、しっかりと自分で調べて
いきたいものです。検証の調べ物がやりやす
いのも、ネット普及のいいところですね。

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posted by 出雲一寸 at 12:43| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月02日

2019年03月01日のつぶやき












posted by 出雲一寸 at 00:01| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月01日

読書録「けいおん!college」ほか

読書録「けいおん!college」3

著者 かきふらい
出版 芳文社

p7より引用
“あの時もすごくわくわくしたけど…
今もその時に負けないくらいわくわくしてる
の!”

 女子大の軽音楽部の面々を主人公とした、
日常系部活漫画。
 四人揃って同じ大学に進学できた、桜高軽
音楽部メンバー。大学生になったからといっ
て、急に人が変わるわけでもなく…。

 上記の引用は、高校で軽音楽部に入った時
を思い出しての、主人公の一人・紬の台詞。
何かを新しく始めたり、環境が変化する時は、
気持ちが高揚するものでしょうね。反面、不
安も大きいものですが、少し前に進み始めれ
ば、消えていくことのほうが多いのではない
でしょうか。
 大学生になっても仲良しな四人の青春模様
が、穏やかに描かれています。同じ様に音楽
を嗜む仲間とも出会い、色んな未来を予想さ
せる一冊です。

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読書録「けいおん!highschool」3

著者 かきふらい
出版 芳文社

p86より引用
“学校の授業なんて二の次
勉強してる暇があったら
楽器を鳴らすのが
軽音部員ってもんでしょ!!”

 女子校の軽音楽部の面々を主人公とした、
日常系部活漫画。
 唯達上級生四人が卒業し、部長となった梓。
唯の妹・憂と友人・純が入部してくれ、三人
体制となったが…。

 上記の引用は、顧問の山中さわ子先生の台
詞。
ここまで職人気質に音楽に取り組むなら、学
校には入らなくてもいいでしょう。しかし、
学校の先生の言う台詞ではないですね。
 唯達の卒業後の桜高軽音部の様子を描いた
一冊。文化祭や勧誘ライブなどで活躍する割
に、度々廃部の危機に見舞われているのは不
思議な話です。まあ、中の良さそうな部の中
に、後から入っていくのが難しいのかも知れ
ませんが。

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読書録「私がモテないのはどう考えてもお前
らが悪い!6」3

著者 谷川ニコ
出版 SQUAREENIX

p27より引用
“行きたくない
行きたくはないが…
どこかしら行かなくてはいけないんだろうな
…”

目次から抜粋引用
“昔の知り合いを思い出す
 低地で争う
 行き方を決める
 夕暮れの教室で一人佇む
 同性を意識する”

 人とのやり取りがいまいちうまくいかない
女子高生を主人公とした、妄想と苦悩を描く
日常系漫画。
 中学時代に自分の家に遊びに来ていた図書
委員の事を、すっかり忘れている主人公・智
子。しかし相手は智子のことを憶えており、
智子から受けた仕打ちも忘れてなかった…。

 上記の引用は、修学旅行についてのアン
ケートを前にした、主人公・智子の心の声。
正直私も、修学旅行も林間学習も、自由参加
にしてほしいと思っていました。一律に同じ
ことをさせるのならば、普段から個性がどう
のこうのと口にしないでもらいたい、と学校
時代は思っていたものです。まあもう、どう
でもいいことです。
 ちょくちょっく出てくる担任教師は、悪い
人ではないのでしょうが、もう少し人に意見
を聞いたほうが良いタイプではないでしょう
か。
 気持ちが落ち込んでいる時に読むと、滅
入ってしまうかも知れないので、元気な時に
読んだほうがいい作品です。

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読書録「私がモテないのはどう考えてもお前
らが悪い!7」3

著者 谷川ニコ
出版 SQUAREENIX

p36より引用
“無駄なことをしないと決めた矢先……
坊主共の応援という最高の無駄行事を
夏休みに持ってきやがった…”

目次から抜粋引用
“匂いを気にする
 2年目の夏休みに入る
 無駄に過ごす
 応援する
 犬になる”

 人とのやり取りがいまいちうまくいかない
女子高生を主人公とした、妄想と苦悩を描く
日常系漫画。
 朝アニメを最後まで見てしまい、走って登
校するが結局遅刻してしまった智子。汗だく
の智子を見て、隣の席の子が、制汗スプレー
を勧めてくれた…。

 上記の引用は、野球部がいいところまで勝
ち進んだため、夏休みに応援に引っ張り出さ
れる事になった、智子の心の声。
体を鍛えることやその手段としてスポーツを
利用するのは良い事なのでしょうが、興味の
無い人に応援を強要するのは、教育方針とし
ていかがなものでしょうか?スポーツはそれ
が好きで興味のある人だけで、楽しんで欲し
いものです。
 ここまでの巻と比べると、中学からの友人
たちともよく出かけたりして、少し気の休ま
る話ではないでしょうか。しかし、主人公が
根本的に下衆いので、まだまだ苦悩は続きそ
うです。

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posted by 出雲一寸 at 18:10| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月28日のつぶやき










posted by 出雲一寸 at 00:01| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする